Let's note CF-W7のキートップが壊れた。うっかりして、キーボードのうえにスタンプ台を落としたら、パチンと音がして、吹っ飛んでしまった。拾い上げてみると、キートップの裏がわに4つある爪の1つが折れている。おどろくほどきゃしゃな爪である。1㎜角くらいのものだ。これなら簡単に折れるのは無理もない。しかもキートップは海辺で拾った桜貝のように薄い。
取れたのは[B/こ]のキートップだ。外れたあとには、ドーナツのようなかたちの青い輪が見える。キーボードの手前の真ん中だから、じつにみっともない。そっと乗せてみると、カチリといって簡単にハマるが、すぐに傾いて外れてしまう。さあ、どうしよう。
だが、修理は簡単だ。この部品さえあればいい。そこで、ネットで修理の調査をすると、さまざまなものがあった。なんと、驚いたことに、こんな部品ひとつのことで、キーボードの全部を交換するのだそうだ。エコが叫ばれる時代に、そんなことなのだろうか。しかも、修理代は15000円から2万5000円くらいになるそうだ。
それらのなかに、ただひとつ、「メーカーの修理部に連絡をしたら、部品を送ってくれた」というものがひとつあった。それで、わたしもパナソニックに問い合わせをした。はたしてどうなるか。
まずは、パナソニックのサービスセンターに問い合わせをした。これがなかなかめんどうだ。修理の相談を受けるようなメールアドレスがない。一般的な問い合わせでメールを送った。そこに、期待をこめて、「キートップのみを送付するような修理はないか」と書いた。
返事が来た。そんなやりかたはしていないということだ。そこで、地域別の修理受付けセンターに電話をして見積金額と修理方法を聞くことにした。OH(パナソニック東日本受付センターテクニカルサービス)という女性が出た。まず、パソコンを送れば、見てから見積もるというので、問題はキートップなのだと事情を話すと折り返し電話をくれた。修理費は16,000円、期間は1週間という。修理方法にも、期間にも不満だ。毎日使うパソコンだ。一日でもあけるのは困る。
ああああ、パナソニックはダメなのか。どうして、簡単な修理方法をとらないのか。おそらく、そんなやり方では修理費用が取れないということなのだろう。それで、ついつい、パナソニックへの不満を語りたくなってしまった。いろいろなことを話した。わたしの不満をパナソニックに伝えてほしいと訴えた。OHさんは丁寧なことばを使いながら、いかにもめんどうくさそうな声の響きで応答をしてくださった。
最後に、もう一言、すぐれたパソコンLet's noteだからこそ、2台も使っているのだ。こんな簡単な修理については、エコロジー時代にふさわしいサービスで対応してほしいものである。